May 19, 2004

たけのこ

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新潟から「たけのこ」が送られてきた。
新潟で「たけのこ」といえば、こういうのが「たけのこ」で
いわゆる竹の子のことではない。
正直に言うと笹の子かな。

どうやら、これは「根まがりたけ」というらしい。
それは、関東の人が言うのを聞いた。

インターネットショップで検索すると、信州や黒姫高原産の「根まがりたけ」の共同購入というのがヒットした。1.5kg=3500円。うんっ。よくみるとオークションだ。
僕の実家はいまは長岡だが、もともとは板倉町と言うところだった。新潟県中頸城郡板倉町。
上越市。高田。新井。妙高高原。その付近である。
そして、黒姫高原からそんなに遠くない。

僕の幼少の頃は、休みの日になるごとに山菜取りに出かけていた。
思い出といえば、取れたての山菜を近くの清流から汲んできた水で、みそ汁仕立てにして食べた事。
特に、今ごろの「根まがりたけ」、そして秋のきのこ、それらは格別だった。

ゴールデンウイークに久しぶりに山菜取りに行ったが、日ごろ、足腰が痛いと元気のない母が、薮にはいったとたんに率先して進んでいった。ぼくも、気分爽快で山から帰ってきた。
どうやら、山は元気をくれるらしい。元気をくれる山に生え育った山菜に元気がいっぱい詰まっていないはずがない。

「根まがりたけ」は豚汁風のみそ汁にして食するのが古川家流だ。
豚肉、溶き卵、じゃがいも、ウドなんかもあるとおいしい。そこにシャケ缶をいれるのも豪華絢爛でいいものだ。

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こんな感じである。

投稿者 furu : May 19, 2004 05:30 PM
コメント

いろんな呼ばれ方をされる竹ですね。
この竹、熊も大好物なのだそうですよ。

Posted by: nOz : June 2, 2004 11:28 AM

一般的には「姫竹(筍)」が料理番組でも通じる全国区の呼称だと思います。
http://www.h6.dion.ne.jp/~adumsyku/html_f/top5_tokui_S.html
このサイトも地竹を「姫筍」の呼び名で販売してますね。

Posted by: iGa : May 30, 2004 04:19 PM

「ジダケ」っていうんですね。
勉強になります。
「チシマザサ」というのが正式名称。
これは日本海側に主に生育しています。
太平洋側には「ミヤコザサ」ですね。
この2種類の笹は
日本の背中を境として棲み分けている感じだそうです。
だから、「ジダケ」も「ネマガリダケ」も関東地方の方には
なかなか縁がないということのようです。

Posted by: furu : May 30, 2004 09:31 AM

先日、那須湯本にある飲み屋(食堂かも?)に行きましたら「地竹焼(ジタケヤキ)」というものがあったので注文してみました。
焼き鳥などを焼くバーナーの上で、「ジタケ」を黒くなるまで焼き、焦げた皮を剥きながら食べる、というものでした。ちなみにその店では刻んだ山葵とマヨネーズを合わせたものを付けてお食べ、という出し方です。
見た感じがfuruさんの「根まがりたけ」とそっくり。甘くて美味しかったです!

那須で生まれ育った人は「ネマガリタケ」とは呼ばずに「ジタケ」と呼んでいるそうです。
和名「チシマザサ」、たぶん同じものだったのだと思います。
http://www.ic-net.or.jp/home/ds-chizu/tokussasadake.htm

私の家は林の中にあるのですが、最近、家の中で30分休憩するより、雑木林の中を10分散歩するほうが疲れが取れるような気がします。元気をもらっているのかもしれません。

Posted by: nOz : May 30, 2004 01:31 AM