March 18, 2004

ファーストフードの3日間 その2

国道を走っていて「はなまる」の大きな看板を見て一瞬の判断の後ブレーキそして左折。
讃岐うどん関東進出の先駆けのようにそれがTVで賑やかに宣伝されていた頃、私は家でのんびりTVを相手にへえ~とかほお~とか相槌を打っていた。それだけで行った事がなかったのだが、この度Akiさんのうどん熱に誘発されて、ひとついただいてみようということに相成った。夕刻、小腹の減った頃。


システムを把握するのに数十秒を要した。スタッフの視線を浴びるとえらく長い時間である。恥ずかしいと何故か解説モードになってしまう。
「あ、ここでまずトレーを取るんだね、それから天ぷらを選ぶんだよほらこのトングでさ、安いね~いっぱいあるね~、そしたら・・・あ、あそこでうどん頼むんだね、うどん出てくるまで待ってればいいのかな、お、それで一番奥がお会計だよ、なるほどねー学食だねー」
まこんなことを私は夫に向かって半ば独り言のように喋っていた。
天ぷらやコロッケは惣菜売り場のようなディスプレイ、各々小皿に取ってうどんブースに移る。
うどんを注文するカウンターは厨房と繋がっていて「何にしますか」「ちょっとお時間掛かりますが」などとちょっとしたやり取りがある。すぐに茹で上がる時はそのままの姿勢でどんぶりを待つ、たまたま釜の中の麺が切れて時間が掛かる時は後からスタッフが席まで運んでくれる。
お会計は専用スタッフがレジの前で待機している。後から運ばれる場合は注文したメニューを告げ、支払いをする。
レーンはそれで終わりだが、他にトッピングコーナーがある。まず天ツユはポットに入っていて、薬味は胡麻・花かつお・下ろし生姜・葱・チューブのワサビ。そしてお茶・お湯・お冷のディスペンサー。これらのものを各自勝手に取る。
カウンターにはソース・醤油・七味唐辛子等が置いてある。至れり尽くせりだ。
味はどうかというと、ツユは塩味とはいえ甘味が強く味が濃い。麺はいつも食べなれている麺と変わりなく思えた。つまり普通に美味しい。
ここで私は一計を案じてしまった。
うどんの丼に、花かつおをこれでもかっ!というくらいトッピングして、お湯を足す。これだけでぐっと美味しくなる。麺はツユがたっぷり張ってあると冷め難くなり、最後まで美味しく食べられるのだ。但しこの方法はマナーすれすれであろうから、こっそりやった方がいいように思われる。また花かつおを入れ過ぎると出汁はいいのだが食べるのがシンドイので量を考えた方がいい。ちょっと唐辛子を振ると味が締まる。
試しに天ツユの方もお湯で割って飲んでみた。濃いと味が分からなくなるが、こちらはセルフサービスなら省いてもいいように思われた。

20040314 026.jpg
写真は100円の小うどんと90円のごぼう天。Akiさんの形容する「ごぼ天はさわさわ」に憧れての選択だったが、このごぼう天はごりごりでありました。

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Akiさんにコメント
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そうなんです、こちらがもうひとつのトレー、天ぷらふたつです。うどんは中です。
(詳細:ごぼう天・春菊天各90円、かけうどん中200円)
夫はお腹一杯!と申しておりました。380円で充実度の高い内容です。

投稿者 noz : March 18, 2004 12:57 PM
コメント

やぁー、結構でございますね。うどんブームは。博多にいても自由時間はそんなになく「博多うろん研究」は足踏み状態です。
僕はカフェテリアスタイルのうどん屋は好みですね。どうしても天ぷらを二つとってしまうのが難点ですが。
お書きになっているうどん屋さんは、「後でうどん方式」ですが、僕は今まで「前でうどん方式」しか知りません。試してみたいものです。

Posted by: AKi : March 18, 2004 10:39 PM