March 17, 2004

ファーストフードの3日間 その1

たまに国道を通ると世の中というものは変容していて、「すき屋」に豚丼の幟が立っているのを見て早速入ってみることにした。
ふむふむ、と店を出てまた少し国道を走ると、今度は「吉野家」にも豚丼の幟が立っているのを見た。じゃこれは明日、ということでふたつの豚丼を食べ比べる事にした。

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こちらはすき屋の豚丼、ぶた丼ではなくトン丼と読む。一言で云えばなかなかイケた。
牛丼の肉がすっぽり豚に置き換わったという感じで、個人的にはちょっと甘過ぎるのだが、違和感無くすき焼き丼のバリエーションとして美味しくいただいた。
ほぼ赤身のさっぱりとした肉は甘辛のツユと、その硬さは煮込んだ玉ねぎと、形よくまとまっている。トッピングは相変わらず紅生姜と唐辛子であるが、他に胡麻などがあればいうことなしだ。

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そしてこちらは吉野家の豚丼、そのままぶた丼と読む。期間限定でこの時250円だった。すき屋より30円も安い。
各店舗でバラつきはあるのだろうが、こころなしか具の盛りが少ない。色はあの醤油色ではなく関西系かと思わせる白さ、肉にはしっかり脂身がついて一目でばら肉と分かる。
なんというか不思議な味というのが第一印象、味は物足りないようでしっかり濃い、旨いような旨くないようなナンダカよく分からない味なのである。
私は丼を食べるのが下手で、具に対していつもご飯が余ってしまうのだが、この時つまりツユの滲みたご飯をちまちまと食べている時にようやく気が付いた。
化学調味料入れすぎ・・・?
おまけに米が割れてしまっていてぶにゃぶにゃである。

夫と判定会議。結果はすき屋の圧勝である。ただキムチと合わせるなら吉野家の豚丼の方が合うのかもしれない、という予想も出された。
しかしながらこの判定は決して公平ではない。まず前者の豚丼を食べる直前私達は腹ペコだったが、後者の場合は興味本位だったからである。だから、この後すぐまたすき屋の豚丼を食べればより明確な感想が持てただろうし、数百メートル先にその店はあったのだが、胃袋が軟弱で梯子はできなかった。
従って、これはあくまで勝手な私見によるレポートであり、実際の旨い不味いを問うものではありません、あしからず。

投稿者 noz : March 17, 2004 01:51 PM
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