January 10, 2004

泰明庵

昨年の5月、芸大ラグビー部の同期6人ばかりが、先輩の個展にかこつけて銀座に集まることになった。その時の会場がここであった。その時は居酒屋かと思ったが、れっきとした「そば屋」であった。
銀座、泰明小学校の前の路地を入った所に、それはある。

銀座の「そば屋」、でも、それは「蕎麦屋」ではない。ごく普通の、どこにでもある「そば屋」なのだ。
そば、うどん、丼物、揚物、定食なんでもありの「そば屋」なのだ。夜は居酒屋になってしまうくらいのものである。
引き戸をガラガラと開ければ、そこには「そば屋」そのものがある。四角いテーブルに四角い木の椅子、そして壁一面を埋め尽くしているメニューの数々に驚く。

カレー丼+小たぬきそば ---- 980円
野菜天ぷらそば ---- 900円
カレーそば ---- 700円
かき揚げそば ---- 800円
セットメニュー(かつ丼+小たぬきそば) ---- 1000円
舞茸カレーそば ---- 1000円
鴨せいろ ---- 1000円
ビール(中ビン) ---- 500円
日本酒(各種) ---- 550円〜790円
ウーロン茶(1ビン) ---- 250円
夏の風物詩、冷やしカレーそば
.............

昼時、一人ででかけた。
なにを食したいか、何も考えていなかったので、その壁のおびただしい数のメニューにくらくらした。
そして、壁の真ん中にある大きめのメニューに目がいった。

「舞茸カレー丼 1,000-円」

その時、それは何か特種な食べ物のような気がしてきた。舞茸ぬきの「カレー丼」にすればよいのではないかと、とっさに判断、そして「カレー丼」を食した。おいしかった。

カレー丼とカレーライスとはあまり違わない感じであるが、やはり、カレー丼は違うのであった。
しかし、「カレー丼」って、やっぱり特種だよな、めったに食べたり、食べているのを見たことないな。

nozさんのエントリー「すき焼き」にあった小津安二郎のオリジナルすき焼きのカレーって、きっとそば屋のカレーの味になるんだろうな。

投稿者 AKi : January 10, 2004 11:49 AM
コメント

手元にあるカレー丼のレシピは、まず和洋野菜取り混ぜてポトフを作り、それをフードプロセッサーにかけてピュレにしてくつくつ煮る、カレー粉・醤油・味噌を加えて出来上がり。返しと出汁を足せばカレーそば。具はお好みで、ということらしい。
ちょっぴりスパイシーな和風ポタージュって感じですね。食欲の出ない時にも良さそうです。

Posted by: noz : January 12, 2004 10:13 AM