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ヴィエンチャンで、ヴェトナム風のそば、「フォー」を頼むと、いっぱい野菜が付いてくる。ミントのような葉っぱや、サヤインゲンや紫蘇が、とても食べきれないくらい。もっと書きたいことがあるけれど、続きは、また夜に。
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さて、夜になってinternet guest housなるところにやってきた。現在、21:38。はじめの写真のソバのスペックは以下の通り。(情報は、この店に連れて行ってくれた夫妻(日本人+ラオス人)によります)
*麺:米の麺だからビーフンみたいなものですね。
*スープ:牛の骨のダシで、無色透明。牛骨ってことは、BSEの心配はあるってことですが、まあいいかと考えます。塩味も薄く、とてもさっぱりしていて、とてもうまいんだもの。
*はじめのトッピング:牛肉、魚のすり身の団子、刻みネギ
*一緒に出てきた葉っぱたち:ミントの仲間、サヤインゲン、赤紫蘇の形の葉っぱだが緑の紫蘇、そして別の丼にモヤシ。もちろんみんな生で、量はとても食べきれないくらいあるので、どうするんですかと訊いたら、はじめからみんな食べてもらおうとは思っていないから、だれもが好きなものだけ食べてあとは残すんです。ラオスは野菜が安いからという。言ってみれば、まあ新聞の記事みたいなものなんだと納得して、いろんなやつをちぎって麺の上にトッピングにした。
*素性:これはベトナム料理なのだそうで、ぼくたちがベトナム・フォーと呼んでいるものだそうです。
*調味料:nOzさんのコメントにあった好奇心にお答えしなければなりません。エビやら何やらの絵が描かれている壜はてっきりエビの魚醤にちがいないと思ったのですが、これは醤油でした。もう一つの壜にはスルメの絵があったので、やはりスルメの魚醤かと思いきや、ようするにナンプラーで、いずれも書かれている絵は、お印なのでした。こういうときには、よく思い出すことがあります。うちの自宅の近くに「サンタの缶詰」の工場があります。次女が2才ぐらいのころ、通りがかったときに「サンタの缶詰だ」とぼくがいうと、娘は「えっ!!!」と絶句しました。缶詰の中にサンタクロースが入っているとおもったのでした。
*よその店では:この前日に、一人で出かけた市場で、ぼくは段ポール張りの天井のある店で同じソバを食べました。ここではディープな店を探しました。言葉が通じないから、ソバを食べる仕草をすると「noodle?」と聞かれ、うなずきました。その店の肉はレアで、赤みをおびていました。スープは、こころもち黒いようでした。
そこでは、ミントのような葉っぱとサヤインゲンだけでしたが、やはり丼一杯。どーすりゃあいいんだという顔をしていたんでしょう。同じテーブルにいた親子連れの3人のうち、お母さんが葉っぱを噛んで見せました。なるほどと思ってぼくもかじってみましたが、大してうまくはない。隣に座っているお父さんは「ほらこれも」と、唐辛子満載の丼をこちらによこした。素直にかじって見ると、一拍おいて舌の側面に辛さが押し寄せた。舌を出してフーと風をおくると、お父さんは満足そうに笑うのでした。だから唐辛子はちぎってソバの上に浮かべたけれど、他の葉っぱはちぎってはかじりながらソバを食べたので、いっぱい残してしまいました。
となりの家族が席を立つときに、子供がパイナップルのヨーグルトドリンクを買ってもらったので、それも追加注文しました。ソバは10,000キープ、ヨーグルトドリンクは5,000キープでした。ちなみに1ドルは10,000キープです。
いろいろと気を遣いはしたけれど、この店のソバも、とても旨かったのでした。
高校時代の後輩M君は大人しくて秀才で、文学美術映画いろんなことに詳しい。
彼の話すことはいちいち興味深いのだが、ある時飲み屋で彼はこう語った。
「東京で僕がいちばんおいしいと思ううどん屋は現在のところ東京麺通団です」
私は酔っぱらっていたので何度も何度もその名を繰り返し、また何度も忘れ、何度も聞いて、こうまでして覚えたからにはいつかは行かねばと固く心に誓っていたのだが、近頃念願かなってはるばる新宿、東京麺通団に、ようやく馳せ参じたのでありました。
外は雨だが桜咲く東京、店内はTシャツでも汗が出るほどの熱気でありました。
あつかけ&半熟卵天
かまたま&ちくわ天
水で締めたシコシコうどんのメニューは、あつかけ・ひやかけ・ざる・しょうゆ、めんたいしょうゆに冷たまうどん。
釜あげのもちもちうどんは、かまあげ・かまたま・ねばたま・めんたま。
天ぷらおにぎりおでんに日本酒焼酎、醤油豆だ塩辛だほたるいかの活漬だと酒の肴もちょこっとある。
おなじみ学食風のセルフサービス。
あつかけのどんぶりに盛られるのはうどんだけ、一番最後にこの蛇口から熱い出汁を注ぐ。
トッピングを選んだり会計をしたりする間に、麺が延びないようにとの配慮である。
かまたま、とは釜あげうどんに生卵と醤油。
ねばたま、とはかまたま+納豆。めんたま、とはかまたま+明太子バター。
価格はあつかけ小290円〜めんたま大490円。天ぷら100円〜。おにぎり、おでん100円。
ビール270円〜530円。日本酒590円〜。酒の肴300円〜。
朝10時から深夜2時まで営業している。
またM君はこうも語った。
「一滴八銭屋のうどんも美味しいと思います」
酔っぱらっていた私は何度も聞き返した。
「一滴八千円!?」
「・・・違います。八銭屋です」
「あ、はあはあ、ハッセンヤ、イッテキハッセンヤ・・・」〜「・・・あれ?イッテキハッセン・・・?」
「一滴八銭屋です」
こちらも覚えるのに、ほんとに苦労したのだ。覚えたからには行かねばなるまい。
那須から新宿まで高速バスで、ポイントカード割引も込みで計算すれば一往復あたり3600円、金額的にはちょっとした遠出、また近いうちに出掛けるとしましょう。
能代特産の翁飴である。
能代の相澤銘木の網さんからいただいた。ゼリー状の飴、口に含むと柔らかな感触と上品な甘味が口に拡がる。
創業文禄元年、明治大帝御買上の光栄、大正・昭和両天皇陛下並に各宮殿下献上、於各博覧会・品評会・金・銀・賞牌八十数回受領、菓子博最高賞 名誉総裁賞の栄誉('98岩手)というありがたい、翁飴総本家 桔梗屋の元祖「翁飴」なのである。
食べる前にclick!
松戸駅西口の近くに、人気のたい焼きやがあると噂に聞いた。
近くに行ったついでに寄ってみた。
行列ができていた。
およそ20分待たされたが、退屈はしない。
焼くのを見たり、焼くのを見ている人を見たりしたからだった。
時が経ってしんなり湿気を帯びないうちにたい焼きは食わねばならない。
熱いうちに食わねばならない。
腐っても鯛だが、冷たくてはたい焼きではない。
駅前の広場の植え込みの縁に腰掛けて
いい年のオヤジがたい焼きを食った。
その前に、ひと仕事しなければならない。
デジカメと巻き尺を取り出し身長を測り記録を残した。
tacが巻き尺を持った。
タイには、そのまわりに豊富にバリがつけられたままである。
その大雑把さを、好ましいと私は思う。
あんこが熱くて、すんでのところで火傷を負うところであった。
店の名は「きくや」という。
1匹120円である。
つぎに会う人におみやげとして5匹が残された。