March 22, 2005

ラオスのフォー

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ヴィエンチャンで、ヴェトナム風のそば、「フォー」を頼むと、いっぱい野菜が付いてくる。ミントのような葉っぱや、サヤインゲンや紫蘇が、とても食べきれないくらい。もっと書きたいことがあるけれど、続きは、また夜に。

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さて、夜になってinternet guest housなるところにやってきた。現在、21:38。はじめの写真のソバのスペックは以下の通り。(情報は、この店に連れて行ってくれた夫妻(日本人+ラオス人)によります)
*麺:米の麺だからビーフンみたいなものですね。
*スープ:牛の骨のダシで、無色透明。牛骨ってことは、BSEの心配はあるってことですが、まあいいかと考えます。塩味も薄く、とてもさっぱりしていて、とてもうまいんだもの。
*はじめのトッピング:牛肉、魚のすり身の団子、刻みネギ
*一緒に出てきた葉っぱたち:ミントの仲間、サヤインゲン、赤紫蘇の形の葉っぱだが緑の紫蘇、そして別の丼にモヤシ。もちろんみんな生で、量はとても食べきれないくらいあるので、どうするんですかと訊いたら、はじめからみんな食べてもらおうとは思っていないから、だれもが好きなものだけ食べてあとは残すんです。ラオスは野菜が安いからという。言ってみれば、まあ新聞の記事みたいなものなんだと納得して、いろんなやつをちぎって麺の上にトッピングにした。
*素性:これはベトナム料理なのだそうで、ぼくたちがベトナム・フォーと呼んでいるものだそうです。
*調味料:nOzさんのコメントにあった好奇心にお答えしなければなりません。エビやら何やらの絵が描かれている壜はてっきりエビの魚醤にちがいないと思ったのですが、これは醤油でした。もう一つの壜にはスルメの絵があったので、やはりスルメの魚醤かと思いきや、ようするにナンプラーで、いずれも書かれている絵は、お印なのでした。こういうときには、よく思い出すことがあります。うちの自宅の近くに「サンタの缶詰」の工場があります。次女が2才ぐらいのころ、通りがかったときに「サンタの缶詰だ」とぼくがいうと、娘は「えっ!!!」と絶句しました。缶詰の中にサンタクロースが入っているとおもったのでした。

*よその店では:この前日に、一人で出かけた市場で、ぼくは段ポール張りの天井のある店で同じソバを食べました。ここではディープな店を探しました。言葉が通じないから、ソバを食べる仕草をすると「noodle?」と聞かれ、うなずきました。その店の肉はレアで、赤みをおびていました。スープは、こころもち黒いようでした。
 そこでは、ミントのような葉っぱとサヤインゲンだけでしたが、やはり丼一杯。どーすりゃあいいんだという顔をしていたんでしょう。同じテーブルにいた親子連れの3人のうち、お母さんが葉っぱを噛んで見せました。なるほどと思ってぼくもかじってみましたが、大してうまくはない。隣に座っているお父さんは「ほらこれも」と、唐辛子満載の丼をこちらによこした。素直にかじって見ると、一拍おいて舌の側面に辛さが押し寄せた。舌を出してフーと風をおくると、お父さんは満足そうに笑うのでした。だから唐辛子はちぎってソバの上に浮かべたけれど、他の葉っぱはちぎってはかじりながらソバを食べたので、いっぱい残してしまいました。
 となりの家族が席を立つときに、子供がパイナップルのヨーグルトドリンクを買ってもらったので、それも追加注文しました。ソバは10,000キープ、ヨーグルトドリンクは5,000キープでした。ちなみに1ドルは10,000キープです。
 いろいろと気を遣いはしたけれど、この店のソバも、とても旨かったのでした。
 

投稿者 tam : March 22, 2005 10:49 AM
コメント

私も最近当地方を旅しましたが、ハノイではフォー、ラオスではフーと呼ばれる麺にさんざんお世話になりました。いずれも米粉麺で、生麺または乾麺を茹で戻したものに、肉片、すり身団子を乗せ、ごく薄味のスープをかけたものに生もやしやいろんな生野菜、ハーブを適当にちぎって乗せて好みの香辛料や、玉井さのレポートにあるような調味料で自分好みの味を付けぐちゃぐちゃにかき混ぜて食するのが現地風の食べ方のようです。これだけでバランスのとれた完全食がとれるのではないかと思われます。それになんと言っても安い(70〜90円)。ただ肉についてはラオスの人たちは生っぽい肉が好みのようですが市場を見ていると私にとってはちょっとね。
ルアンパバーンではカオ・ソーイと呼ばれるラオス北部の名物麺に出会いました。内容はフーと同じようなものですが、麺がきしめん風な幅広麺で、スープは鶏ガラだしだったように思います。
いずれにしてもあまり手がかかっていなくて素材が活きていて私好みではありました。


Posted by: Mat : March 24, 2005 03:42 PM

う~ん、美味そうです。
夜に続きを読むのが楽しみなのですが、説明のない今の状態も堪らなく楽しいです。
あの団子と肉の正体は何なのか、スープの中に見えるスライスされた白い根野菜のようなものは一体何で、どんな味のスープなのか。
薬味の緑と青りんごが美しい。そして奥のカニとエビが描かれているラベルの魚を持つ男の左足が何ともいえない。中身も気になるなー。

Posted by: nOz : March 22, 2005 05:40 PM