August 31, 2004

糸うり

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これは糸うりです。
そうです、今日は店がとても暇なので、仕込みもせずこんなことばっかりやってます。
楽しい。
夫の母方の実家が下関にあり、夏になるとそこから送られてきたというので夫はよく知っている、この一風変わった瓜。
今回のこれは近所の方からいただいたものです。
さて、食べたことはあっても調理法があやふや。とにかく輪切りにして茹でて水に取ればいいらしいのだが・・・

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夫曰く、たぶんまだ熟れていないんだろう、の言葉通りか、皮がものすごく固い。かぼちゃより固い。
長さ30センチ直径17、8センチはあろうかというのを強引に輪切りにして、寸胴鍋で煮る。
いつまで煮ればいいのか、初めてなものだから臆病になって、透明になったあたりよりも長く茹でてしまった。
水に取ると、ばらばらと糸状にほぐれる。これが、瓜そうめん。
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そうめんというくらいだから、と去年いただいたお中元のだしつゆをかけて食べてみた。
ば・・・ばずい・・・。
茹で過ぎたのもいけなかったが、だしつゆというのが更にいけなかった。
ただでさえ甘ったるいものを、炭水化物と合わせるならまだしも、野菜と合わせると劇的に不味い。
出汁醤油をかけてなんとか復活。でも水で洗っちゃってるせいもあって瓜自体に味がないから、おいしいというようなものでもないな、と夫を見ると、醤油をかけておいしそうに食べている。
「おいしい?」
「うん。なつかしい」
なるほど。これってたぶん、そういう風物詩的な食べ物なんだ。思い出も味のうちなのね。
食のそういう部分を尊重することって大切だよとしみじみしながら、おかわりを勧めると、
「いや、もう十分です」。おっとっと。
確かにたくさん食べるようなものではないけど・・・茹で過ぎちゃってごめんなさい。

投稿者 noz : August 31, 2004 12:38 AM
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